新谷組インタビュー記事                      2021/02/25

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SDGsって目標じゃないですか。最終的にそれを達成してどういう社会を目指すのかって所が見えていない場合が多くて。活動はイメージする未来図と共に簡潔にわかりやすく説明していく必要があると思うんです。

▲コロナ禍らしくオンラインでインタビューに答える新谷さん 
実施日2020年12月08日

―企業で行っているSDGsの活動について教えてください。

 

新谷:私どもの会社が建築業ということで、「7番のエネルギーを皆に、そしてクリーンに」であったり、11番の    「住み続けられる街づくりを」に関して色々コミットできる点があるんですけど、例えば、ゼロエネルギーハウスていうのがあって、建物の消費エネルギーを下げようっていう住宅の基準があるんです。それを年間2、3棟は絶対建てようっていうのが弊社の目標です。あとは耐震性とか耐風性を上げることで「住み続けられる街づくりを」ってところにコミットしていけるかなって。住宅会社なので資源とか街づくりには、色々SDGsに取り組んでいける点があるので、そういうことから取り組んでおります。モノづくりの上で、SDGsを意識して。といった感じですね。

 

―ご自身で普段SDGsを意識して行われていることはありますか。

 

新谷:あ、これ、何かわかります?

 

―懐中電灯みたいに見えますね

 

新谷:これ、myストローなんですよ。最近の、紙ストローが嫌っていうのもあるんですけど。鍵にmyストローをつけておいて、いつも洗浄して使ってるって感じですね。

 

―すごいですね。初めて見ました。

 

新谷:最近、結構これ使ってる人多いんですよ。これを使う事で、最近ストローがプラスチックから紙に変わってますけど、紙も資源なので。それを使わずにということで。個人では小さい事なんですけど。これで日常からSDGsに取り組んでます。

 

―普段されてるお仕事からSDGsの観点を意識していると普段の生活でも環境への配慮が根付いてくるものなのでしょうか?

 

新谷:私達は元々建築会社っていうのもあって、2015年の時くらいからもゼロエネルギーハウスとか、資源を大切にするってことは推進していたので。今はSDGsに取り組んでいるとされていますが、SDGsという名前がついただけで、やってることは一緒なんです。ただ、明確に目標と目標数値があるところはSDGsのいいところですよね。

 

 

―専門にSDGsを学ぶ機会のない方々に広くSDGsを知っていただくまでにはどのような課題があると思いますか?

 

新谷:僕が思う所で言うと、SDGsって目標じゃないですか。最終的にそれを達成してどういう社会を目指すのかっていうところがまだ皆見えていなくて。目標だけが先走っちゃって。最終的に目標って言ったら数値化できるものじゃないですか。それを達成したらどういう世の中になるのっていう所をイメージしなきゃいけないと思うんですよ。仮にこのまま普通に暮らしていっても世の中平和じゃないですか。その世の中とSDGsの目標に近づいた世の中でどうちがうのかっていうのを理解しないと。ここのイメージを明確にしてあげないと。

 

―この活動の先にどういう未来があるのかとセットで広めていく必要があるということですね

 

新谷:そうです。たとえばそれを説明するとしても、SDGsの目的がどういうものかと短く説明できる人っていうと少ないと思うんですね。きっと長く説明しちゃうんですよ。SDGsは持続可能な開発目標ですよって言ってるのに、その目的を語ると長いという。だからこそ、活動はイメージする未来図と共に簡潔にわかりやすく説明していく必要があると思うんです。

                                                                                                                    

―今のSDGsに対する印象と課題をお聞かせください。

 

新谷:印象はとてもいい印象です。銀行さんなども協力していて。ただ課題はあると思います。

取り組んだ先に企業が評価される場所が無いんですよ。評価されるために活動をするわけではないんですけど。ある程度一定の評価を得ることで頑張れるというか。今は企業が自己ベストを更新していくことが目標じゃないですか。でもそれだと自己満足に過ぎなくて。やはり第三者からの評価されることが重要かなと思います。自己満足では見えていない課題や改善点も第三者の評価が入る事で見つかると思いますし。

 県内でSDGsを始めやすい体制をつくるためにも、一定の評価を第三者が与えてくれるといいんですけどね。食べログとかあるじゃないですか。あのようにこの企業はこういった点からSDGsにこれだけコミットしているという評価を第三者が発信してくれる機関を創るとか。ただ、SDGsに向かって行動している流れは感じます。地域活性にも、右往左往しながらでも、SDGsといった明確なゴールを目指しているのだからそれぞれの活動がいい影響を与えるはずです。